「Meets上田のまち」の特徴は、実際に利活用できそうな物件を紹介するほか、古い建物をリノベーションして実際に商いや暮らしを楽しんでいる店舗オーナーを訪問し、物件との出会いや開業までの経緯、リノベーションの様子や創業支援をどのように活用したかなど、リアルなお話を聞くことができる点です。また、前後のオリエンテーションでは創業支援や移住支援など、市や商工会議所の担当者からアドバイスを受けられるというメリットもあります。
今回は海野町商店街にある劇場とゲストハウスをそなえた文化施設「犀の角」を拠点として実施しました。9日は常田(ときだ)、鷹匠町(たかじょうまち)エリア、29日は柳町、鍛治町(かじまち)エリアを中心にまわりました。どちらも上田市の中心市街地であり、城下町や北国街道の風情を残す、趣きのある建物もまだ多く残るエリアですが、それぞれのまちで人の流れや雰囲気に特色があります。
盛夏の中の開催でしたが、キャンセル待ちを含めて多数お申込があり、各回10名を超える方々にご参加いいただきました。県内のほか、関東、遠くは中国・四国地方から、上田市への移住や創業を見据えて何かヒントを得られればと参加。なかには9日、29日と両日参加の方もいました
お申込みの理由は
●ここ数年の間で店舗を構えたいので何か参考になれば。
●実際に物件を探している
●移住を検討中、上田のまちの事をもっと知りたい
といった回答がありました。
参加者にはまちあるき後に感想を共有して頂きました。
●歩いたことのない場所で新しい発見がたくさんあり勉強になった
●実際にお店をされている方、起業された方の話が聞けてよかった
●物件の探し方や大まかな改修費用等が聞けて良かった
●このようなイベントがあればまた参加したい
●リノベーションのイメージが湧いた
●市街地エリアだけでなく、いろいろなエリアを見れるともっとよいと思う
同行した商工会議所担当者や市の移住担当、商工担当にそのまま相談やアドバイスを受ける方もいらっしゃいました。相談時間が少なかったことが今回の反省点です。
訪問店舗様には事前に用意した質問を共有し 当日お話し頂きました。
どのお店の店主も皆さん熱心に対応頂き、普段の営業中とはまた違う場でリアルなお声や人柄を感じられました。店主からは、「改めて開業時やこれまでのことを振り返る良い機会になった。」というお声や、「またこのような機会があれば協力します。」という有難いお言葉も頂きました。
まちあるき後に気になって再度来店された参加者もいたそうです。
また、嬉しいことに今回のまちあるきをきっかけに、当日ご紹介した空き物件の借り手が決まったという知らせもありました。
冒頭に記載したように参加者は趣きのある古い建物やまちなみに興味があるという方がほとんどでした。実際開業するにあたり良い物件や場と出会うには、やはり実際に歩いたり、人とのつながりをつくったりしていくことが近道ではないかと改めて感じました。改修費用やリノベーションの方法、お店の佇まいやまちの空気感も実際に訪れることで実感できると思います。希望される参加者には、物件の情報を紹介するなど、引き続きフォローアップさせて頂ければと考えています。
「Meets上田のまち」は、次回は11月に開催予定です。秋から冬に向かって紅葉が色づく、まちあるきにぴったりな季節になるかと思います。日程などの詳細な情報は、まちづくり上田のHPをご覧ください。
7月9日(火)常田鷹匠町方面 編
面影様、kadokko様、NABO様向いの物件、上田映劇様
7月29日(月) 柳町鍛治町方面 編
Tee.様、NESTORE様、Yard様、元たばこ屋物件、26bldg